エビスホワイトオー（1996年生、母プリンセスボア）

エビスホワイトオー（1996年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のエルセニョール（当時12歳）と交配したプリンセスボアが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）恵比寿牧場。戦績は、地方29戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2001年のウエルカム21世紀賞(一般B2三 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、恵比寿牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

長尾潔厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1999年）

1月5日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクァンツシャオチェに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

5月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

6月7日、中0週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイソノダミスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のからたち特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したホクトアーサーに半馬身届かず2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑島孝春騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

9月20日、中7週で迎えた10戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で桑島孝春騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したベルグクラウンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中9週で迎えた11戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で桑島孝春騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で桑島孝春騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたザキング決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月29日、中2週で迎えた13戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアローボーイを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2000年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、ハッピードラゴン賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（12戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

2月4日、中3週で迎えた15戦目は、立春特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（13戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったドンパシフィックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月9日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したカイワンマグワイアにクビ差届かず2着となった。

6月7日、中3週で迎えた17戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のデュプレファーディを3/4馬身振り切って優勝

6月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた19戦目は、スタールビー賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月8日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のサファイア賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木竹見騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

11月2日、中7週で迎えた21戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木竹見騎手（6戦2勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木竹見騎手（7戦2勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木竹見騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたグットウエイ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5歳（2001年）

1月13日、中4週で迎えた24戦目は、佐藤正晃騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のウエルカム21世紀賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイブキノカラジシを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

1月31日、中2週で迎えた25戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正晃騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月29日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン賞（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤正晃騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた27戦目は、デネボラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤正晃騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

8歳（2004年）

1月27日、約34か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた29戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。