エムテイライン（1999年生、母マルゼンビーナス）

エムテイライン（1999年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のフィニッシュライン（当時11歳）と交配したマルゼンビーナスが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山田政宏。戦績は、地方44戦2勝2着10回。主な勝ち鞍は2002年のアラ系一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田政宏から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、石川県馬主会によって315万円で落札された。

蝦名弘厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2001年）

7月9日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた2戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のガーネット特別（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、スカイスキーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のガーネット特別（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるスカイスキーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアラブ若駒賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のガーネット特別（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のガーネット特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた9戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアラブフレッシュカップ（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた10戦目は、2歳戦のガーネット特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3歳（2002年）

1月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のガーネット特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月6日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で端勝成騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るショウリノリボンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエサカリンボを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のアラブ優駿（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエミッチワンダホーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた17戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエミッチワンダホーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月2日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エルレイラに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた19戦目は、トパーズ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジュンコームテキを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた20戦目は、アメジスト特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタッカーテンリュウにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた24戦目は、長月特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月5日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた26戦目は、3歳戦のアラブ大賞典（金沢ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は沖静男騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた27戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた28戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月7日、連闘で迎えた29戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた30戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4歳（2003年）

1月2日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月7日、約3か月の休養明けで迎えた32戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は池田敦騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた33戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は沖静男騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた34戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフブキテンランを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた35戦目は、アラ系一般B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた36戦目は、アラ系一般B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は池田敦騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた37戦目は、アラ系一般B3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた38戦目は、アラ系一般B3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた39戦目は、コーヒーマート特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた40戦目は、アラ系一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた41戦目は、アラ系一般C1-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパワーブラウンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月31日、連闘で迎えた42戦目は、アラ系一般B3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したムサシタロウを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月8日、連闘で迎えた43戦目は、アラ系一般B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた44戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。