エルパライソ（2001年生、母エンジェルスポート）

エルパライソ（2001年6月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「楽園（西）父母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したエンジェルスポートが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のコスモス特別(B1)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額700万円（7万×100口）で一口馬主が募集された。

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月13日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、5着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

5月16日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

5月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったパラダイスチェリーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で太宰啓介騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で太宰啓介騎手（9戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したタニノキャミソールに半馬身届かず2着に敗北した。

9月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で太宰啓介騎手（10戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた12戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、アガパンサス特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月20日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のノースダンシングをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタキオンフォースを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4歳（2005年）

3月27日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

8月15日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上A1 A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川野幸治騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。