リュタン（2019年生、母セラフィックロンプ）

リュタン（2019年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「いたずら好きの小妖精、腕白小僧(仏)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したセラフィックロンプが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、守矢牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって2,035万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月30日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に終わった。

3歳（2022年）

1月10日、中7週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のミニョンルミエールに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月27日、中3週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

2022年11月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月20日、中7週で迎えた8戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

12月31日、中9週で迎えた9戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヘルシャフトを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2023年）

1月18日、中2週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ひがしやま特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったクールボスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた11戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサウンドヒーローに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月21日、中2週で迎えた12戦目は、コショウノキ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。