パラダイスチャンプ（2001年生、母ニワノスズラン）

パラダイスチャンプ（2001年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時10歳）と交配したニワノスズランが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山勝牧場。戦績は、地方32戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の町屋特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山勝牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、山勝牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、加藤由夫によって378万円で落札された。

鈴木冨士雄厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2004年）

4月12日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は499kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエイコーヤマトを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

5月22日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

8月17日、中9週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったムツミアクトレスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイシノサクラを半馬身振り切って勝利をモノにする

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦2勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦2勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4歳（2005年）

8月5日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のジェラールを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

9月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラビューホースを半馬身振り切って4勝目を手にした。

9月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジンエンブレムをクビ差振り切って5勝目を挙げた。

10月3日、中2週で迎えた15戦目は、ドリーミーナイト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月14日、中5週で迎えた16戦目は、鷺宮特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた17戦目は、町屋特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコールミートムに1馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。

12月31日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木啓之騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5歳（2006年）

3月2日、中8週で迎えた19戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木啓之騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、一般C1七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木啓之騎手（9戦4勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

6月26日、中4週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月6日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、小林拓未騎手を鞍上に迎えて、立冬特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、初冬特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2007年）

6月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（10戦4勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（11戦4勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2十11（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（12戦4勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったファインセレクトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月3日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

7歳（2008年）

3月13日、約7か月半の休み明けで迎えた28戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（14戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3四五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（15戦4勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着に入った。

4月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3六七八（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（16戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったエクシードを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木啓之騎手（17戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のエセレンシアに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月15日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木啓之騎手（18戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、マイスーパーミシルに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。