コウエイソフィア（2000年生、母ダンツビューティ）

コウエイソフィア（2000年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女優の名（ソフィアローレン）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時15歳）と交配したダンツビューティが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東政清。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回、地方23戦4勝。2002年のひまわり賞(オープン)で3着に入った他、2005年のトゥインクルレディー賞(牝ハンデ地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカシノビューティをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月24日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月5日、中5週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、マルブツタイクーンに半馬身交わされて2着となった。

11月24日、中6週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2003年）

6月29日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のウィッチズブルームに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月16日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

4歳（2004年）

6月26日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

9月7日、中6週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、定峰特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のながつき賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のゼネラルオーをアタマ差振り切って3勝目を獲得した。

10月14日、中1週で迎えた15戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のソレイケに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月3日、中2週で迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた17戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

5歳（2005年）

1月19日、中5週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の梅見月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春麗賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた21戦目は、北極星賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノーモアウオーを半馬身差し切って優勝

5月10日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定オープンの’05ファーストレディー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

8月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’05クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

9月14日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のセイエイシェーンを半馬身振り切って6勝目を手に入れた。

11月3日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

11月23日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6歳（2006年）

3月1日、中8週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた29戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた30戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、G3の北海道スプリントカップ（札幌(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月15日、中8週で馬体重を前走から27kg戻して迎えた31戦目は、’06アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた32戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた34戦目は、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦のガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。