オーゴンコウテイ（2001年生、母エンジェルミカ）

オーゴンコウテイ（2001年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金＋皇帝」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時16歳）と交配したエンジェルミカが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は高橋義浩。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害9戦0勝2着2回、地方8戦2勝2着2回。2003年の全日本2歳優駿(G1)で2着に入った他、2003年の北海道2歳優駿(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

6月19日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスマジックマンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのタイキブリザード賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフジコに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

9月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのアグネスタキオン賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤホープから3馬身差の2着となった。

11月26日、中3週で迎えた8戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた9戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったアドマイヤホープに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（2004年）

5月1日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2005年）

3月13日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5月7日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。13着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた18戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったフミノトキメキから4馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は出津孝一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（2006年）

10月21日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた25戦目は、M.モンテリーゾ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

6歳（2007年）

1月14日、中3週で迎えた26戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月17日、約10か月の休み明けで迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルイサイダカから3/4馬身差の2着となった。

7歳（2008年）

1月6日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。12着に敗れた。