シルククリムゾン（2003年生、母オリーブレッド）

シルククリムゾン（2003年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋深紅色」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したオリーブレッドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地20戦2勝2着2回、地方13戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,000万円（2万×500口）で一口馬主が募集された。

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月25日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

3歳（2006年）

3月5日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ゴッドスマイルユーにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

5月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のベレッツァに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の如意ヶ嶽特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた9戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のタイランドカップ（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

10月1日、中7週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

4歳（2007年）

3月25日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメイショウジーゲンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンシテンノーを半馬身差し切って勝利を手に入れた。

5月12日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦2勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた16戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた18戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

5歳（2008年）

6月1日、約10か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

7月19日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた22戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月20日、中0週で迎えた23戦目は、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた24戦目は、サファイアカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村島俊策騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた25戦目は、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村島俊策騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の九州記念（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村島俊策騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた27戦目は、ひばり特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村島俊策騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた28戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で村島俊策騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた29戦目は、RKK特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村島俊策騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた30戦目は、有明新報カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で村島俊策騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で村島俊策騎手（10戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2009年）

1月21日、中2週で迎えた32戦目は、荒尾金盃（荒尾ダート1900m 小雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で村島俊策騎手（11戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた33戦目は、とびうめ特別（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で村島俊策騎手（12戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイウンヘイローから5馬身差の2着となった。