テイクアベット（2008年生、母テイクザケイク）

テイクアベット（2008年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「賭けに応じる」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したテイクザケイクが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地17戦5勝2着1回、地方2戦1勝。2012年のサマーチャンピオン(ハンデJpn3)に勝利した他、2012年の鞍馬ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ヒダカファームから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、ヒダカファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月28日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

3歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のデンコウリョウに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

2月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、アフリカンハンターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月21日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーセントレジャーに7馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4月24日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

6月5日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳1000万下のあじさいステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月5日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、R.ドミンゲス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4歳（2012年）

1月8日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダイヤモンドムーンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月5日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月15日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアキノモーグルに6馬身の差をつけて4勝目を手にした。

5月6日、中2週で迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でひたむきに粘り続けて、最後は2着のシセイオウジに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月8日、中4週で迎えた17戦目は、G3のプロキオンステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月15日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラブミーチャンに4馬身の差をつけて初の重賞タイトルをゲットした。

10月3日、中6週で迎えた19戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。