シセイウタゲ（2014年生、母シセイヒミコ）

シセイウタゲ（2014年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宴」。毛色は青鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時15歳）と交配したシセイヒミコが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。主な勝ち鞍は2019年の新冠ライオンズクラブ特別(一般C12 C21)。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

3月20日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

5月27日、中9週で迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

7月23日、中7週で迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月16日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた5戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、日高町さんご渓谷賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカリスマスピリットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

4月24日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、チロロの巨石賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキラリキラキラに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた10戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、JA門別馬舞米賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6月21日、中1週で迎えた11戦目は、「AIRDO Biz」賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサロルンカムイに8馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月31日、中3週で迎えた13戦目は、ベゴニア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた14戦目は、鳳仙花特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた15戦目は、スイレン特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（8戦3勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた16戦目は、ダリア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた17戦目は、新米の購入は空知フェアで特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石川倭騎手（10戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、パンジー特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で石川倭騎手（11戦3勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、プリムラ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石川倭騎手（12戦3勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5歳（2019年）

4月23日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ふきのとう特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で石川倭騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグラチダオンに1馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

5月16日、中2週で迎えた21戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、ニリンソウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた22戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、えりも町豊似湖特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた23戦目は、地方自治研究日高特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（14戦4勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したオールウェイに半馬身届かず2着となった。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、メイショウボーラー賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（15戦4勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた25戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、登別地獄まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月7日、中3週で迎えた26戦目は、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（16戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のローツェフェイスに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月3日、中3週で迎えた27戦目は、北海道日高管内商工会連合会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（17戦5勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた28戦目は、北海道コンサドーレ札幌特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったウワサノコウタロウに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた29戦目は、日高報知新聞特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた30戦目は、美唄産「峰ななつぼし」新米特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた31戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

6歳（2020年）

4月15日、約5か月半の休み明けで迎えた32戦目は、水仙特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた33戦目は、ウメ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた34戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ノボロギク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて5着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた35戦目は、地方自治研究日高特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（18戦5勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた36戦目は、クリンソウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（19戦5勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた37戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた38戦目は、ホップ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた39戦目は、ムクゲ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。