チキリスラッガー（2003年生、母クサノカンザシ）

チキリスラッガー（2003年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強打者」。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時23歳）と交配したクサノカンザシが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は桑原牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方30戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、雪本秀樹によって472.5万円で落札された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

6月25日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月6日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3歳（2006年）

1月15日、中2週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

6月29日、中5週で迎えた15戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳F1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

8月17日、中4週で迎えた17戦目は、3歳F1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた18戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサムライノーブルを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C4一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ストックブローカーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月11日、中1週で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた21戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、WSJS地方競馬代表騎手 3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C5一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた24戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4歳（2007年）

1月3日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた26戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた27戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月15日、連闘で迎えた28戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた29戦目は、牧野裕美27歳バースデー記念（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた30戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた31戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた32戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた33戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンダイセンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月30日、中1週で迎えた34戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のナイキビッグをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

5月12日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジョーリュウショウを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンオブタシジールを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた39戦目は、中津川賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた40戦目は、磐井川賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2三（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた44戦目は、一般C1四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。