ジャイアンツオナー（2003年生、母Dellagrazia）

ジャイアンツオナー（2003年5月7日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋名誉。父の名誉を守って欲しい」。毛色は栗毛。種牡馬のGiant's Causeway（当時6歳）と交配したDellagraziaが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C20。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月25日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた4戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

8月6日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

9月23日、中6週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4歳（2007年）

3月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた8戦目は、一般C27（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウチシルバーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月20日、連闘で迎えた9戦目は、一般C30（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヒルノラポストールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中6週で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったデルタウイングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウライクインに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月30日、中5週で迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた15戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた18戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。