デルタウイング（2003年生、母イエローウイング）

デルタウイング（2003年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「三角翼。超音速機で使用される主翼平面形の一種」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したイエローウイングが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の一般C24。

経歴

デビュー前

当歳のとき、宮内牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ノーザンファームによって2,100万円で落札された。

キャロットクラブにて総額3,200万円（8万×400口）で一口馬主が募集された。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

4歳（2007年）

3月5日、デビュー戦は丸野勝虎騎手を鞍上に据えて、一般C28（名古屋ダート800m 雨/稍重）に出走。馬体重は505kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヘンリーズフォークに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月7日、中8週で迎えた2戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジャイアンツオナーに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月10日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5歳（2008年）

3月23日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

5月29日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカミンスルーザライに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月12日、中1週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、上川生産連特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクランボから2馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた8戦目は、プルート特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。