ヘンリーズフォーク（2003年生、母Flood）

ヘンリーズフォーク（2003年5月12日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「釣人に有名な川の名（アイダホ州）」。毛色は鹿毛。種牡馬のデインヒル（当時17歳）と交配したFloodが21歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦0勝、地方23戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の一般C3。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額4,620万円（9.24万×500口）で一口馬主が募集された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月19日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3歳（2006年）

5月28日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

10月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4歳（2007年）

3月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた6戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったデルタウイングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモアラピスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフォアザパートナーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月27日、中7週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

7月7日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

8月15日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた11戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、JA岩手ふるさとブルーベリー杯（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマサノトワイニングに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月25日、中0週で迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホッカイシュガーをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

9月24日、中3週で迎えた13戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スナークタイクーンに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、純情米いわて金札米ササニシキ杯（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（2戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月8日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた17戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた18戦目は、えんぶり杯（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5歳（2008年）

1月3日、中0週で迎えた19戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた20戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロイヤルメルヘンに交わされて7馬身差の2着となった。

1月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた22戦目は、一般C10（荒尾ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（7戦2勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C11（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（8戦2勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた24戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、みちのく特設（荒尾ダート1400m 小雨/重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモアルフォンソから半馬身差の2着となった。

3月24日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1四（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた26戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（10戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（11戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

7月6日、中5週で迎えた29戦目は、ヒラトヤブライダル杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた30戦目は、前沢夏まつりレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（13戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。