アランチオーネ（2016年生、母アラフネ）

アランチオーネ（2016年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オレンジ色の(伊)。本馬の馬体より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したアラフネが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアラキフアーム。主な勝ち鞍は2019年のいつも身近にお馬さん記念。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額600万円（3万×200口）で一口馬主が募集された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月27日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

5月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月25日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

10月18日、中7週で迎えた4戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したイズジョークラウンに半馬身届かず2着となった。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のいつも身近にお馬さん記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハルイロを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた7戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったピエナモネに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月19日、中2週で迎えた8戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカリマンタンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

4歳（2020年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で村上弘樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィーヴァラモーヌに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上弘樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた11戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上弘樹騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンパンムーンを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って制した。

5歳（2021年）

1月9日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

6月6日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

11月13日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

6歳（2022年）

1月22日、中9週で迎えた15戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず18着に終わった。

5月1日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた17戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

7歳（2023年）

1月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた18戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では見所を作れず18着に終わった。

2023年1月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。