アビリティブルーム（2008年生、母デザートローズ）

アビリティブルーム（2008年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時14歳）と交配したデザートローズが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、地方33戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2十六十七。

経歴

デビュー前

蛯名雄太厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2011年）

5月24日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は512kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

10月30日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4歳（2012年）

1月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月8日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、一般C3十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスティーヴイモンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったスティーヴイモンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月28日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（10戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったフジノレッドにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

10月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3六七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で真島大輔騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で真島大輔騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5歳（2013年）

3月4日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で真島大輔騎手（13戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイガノポポーに1馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

3月25日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で真島大輔騎手（14戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したサクラレインボーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で真島大輔騎手（15戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月14日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、一般C3七八（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で真島大輔騎手（16戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

6月24日、中5週で迎えた18戦目は、一般C3七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で真島大輔騎手（17戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で真島大輔騎手（18戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヤサカフェアリーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月30日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は20戦連続で真島大輔騎手（19戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2014年）

1月20日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、一般C3十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で真島大輔騎手（20戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3十一十二十三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で真島大輔騎手（21戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のゲットライコムをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

3月11日、中4週で迎えた23戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、6歳C3（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリコーヨミをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

4月1日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るイガノポポーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月23日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3六七（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のイガノポポーを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月14日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3四五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトライアンフバイオに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月6日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったトーコーキャプテンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月14日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、一般C2十六 C3一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた30戦目は、3歳ハンデ戦の鷺宮賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカットイッタウトに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月31日、中4週で迎えた31戦目は、一般C2十六十七（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦5勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアライアンスを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

7歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3五六七（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月24日、約5か月の休養明けで迎えた33戦目は、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。