プラチナクラウン（2004年生、母アンバーオーカン）

プラチナクラウン（2004年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白金＋王冠」。毛色は鹿毛。種牡馬のムタファーウエク（当時8歳）と交配したアンバーオーカンが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は酒井利英。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦3勝2着3回。2006年の園田ジュニアカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、セイクリットファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、小林克己セイクリットファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

中野明厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2006年）

8月10日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は483kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた2戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセカンドトライ（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月13日、中1週で迎えた3戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセカンドトライ（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のセカンドトライ（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイヤルマイウエーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したユキノアラシを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のキャリーアップ 1400（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキクノルビーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るムクサンワンダーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月30日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた9戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエンタノメガミを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

3歳（2007年）

2月8日、中5週で迎えた10戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテクノマイウエーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

4月5日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月23日、中6週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、紅バラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた16戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2008年）

1月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた19戦目は、ネコヤナギ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた20戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた21戦目は、チューリップ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、ムスカリー特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた23戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、こぐま座特別（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた24戦目は、牡牛座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた25戦目は、おおぐま座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた26戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた27戦目は、双子座特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、ヘラクレス座特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた29戦目は、琴座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。