ユキノアラシ（2004年生、母ヒガシタイクーン）

ユキノアラシ（2004年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエアジハード（当時9歳）と交配したヒガシタイクーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は上居豊伸。戦績は、地方20戦7勝2着4回。2007年の兵庫ダービー(地方重賞)に勝利した他、2007年の菊水賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

利国雪城厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2006年）

9月6日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（姫路ダート800m 雨/重）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールデンウィークを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のキャリーアップ 1400（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエリモセレナードに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプラチナクラウンに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月8日、中3週で迎えた4戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールデンウィークに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3歳（2007年）

3月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホクセツファミリーを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るオオエヘイローを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエンタノメガミに3馬身の差をつけて4勝目を収める

7月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で田中学騎手（9戦4勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

11月15日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中学騎手（10戦4勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリヴァーフィールドを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って断トツ人気に応えた。

12月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上A1一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中学騎手（11戦5勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るテンリビアーテを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

4歳（2008年）

1月3日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で田中学騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月12日、中5週で迎えた14戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1870m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で田中学騎手（13戦6勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月6日、中8週で迎えた16戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中学騎手（14戦6勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したベストタイザンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6月11日、中4週で迎えた17戦目は、ジャパンネット銀行特別Round2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（15戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーモアウオーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月10日、中3週で迎えた18戦目は、明石海峡大橋10周年記念（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（16戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月15日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、姫路カシの木特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2010年）

1月21日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（17戦7勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。