テンノヒーロ（2000年生、母スズノキャサリン）

テンノヒーロ（2000年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハートレイク（当時9歳）と交配したスズノキャサリンが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山内鈴子。戦績は、地方28戦5勝2着2回。2002年のサラブレッドフレッシュカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、山内鈴子から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、山内鈴子から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

黒沢四郎厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2002年）

9月1日、デビュー戦は古性秀之騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は455kg。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマンヨーエースに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタック（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のモエレカングを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は古性秀之騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサラブレッドフレッシュカップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3歳（2003年）

4月8日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

9月14日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、一般C3-5（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミスジャスミンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキーウエストをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月9日、中2週で迎えた13戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、リゲル特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチョウカイワールドを半馬身差し切って4勝目を掴み取った。

12月14日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4歳（2004年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のファイトタイクーンをアタマ差振り切って5勝目をゲットした。

6月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（11戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた22戦目は、湖南特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（12戦3勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスリーブルーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

7月26日、中2週で迎えた23戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた24戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（13戦3勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（14戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（15戦3勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（17戦3勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。