セリノチグサ（1991年生、母アキノチグサ）

経歴

デビュー前

小西登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

7月10日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプライムジャッジに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月28日、中3週で迎えた3戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のビッグメンデスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月6日、中4週で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

4歳（1995年）

7月15日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

8月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のセッテロマーナに3馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月15日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（6戦3勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

11月18日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（7戦3勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（8戦3勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

5歳（1996年）

1月13日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（9戦3勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。