ハルガスミ（1996年生、母カズミハルコマ）

ハルガスミ（1996年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時8歳）と交配したカズミハルコマが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地21戦2勝、地方1戦1勝。2000年のサマー特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月9日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月6日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のフラミンガムに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

4月4日、中5週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦1勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい17着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた7戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

4歳（2000年）

4月30日、約11か月半の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（8戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヘンリーフォンテンを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

7月29日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

8月10日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた13戦目は、サマー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエレガンスステージに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の新潟日報賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（11戦3勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

10月22日、中7週で迎えた15戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、D.ハリソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

5歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（12戦3勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

5月6日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（13戦3勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。