ラークキャロル（2006年生、母タバスコキャロル）

ラークキャロル（2006年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「雲雀のさえずり」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時12歳）と交配したタバスコキャロルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,000万円（25万×40口）で一口馬主が募集された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月16日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は410kg。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったグラヴィテーションにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードカイザーに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月15日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のピースエンブレムに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

4月26日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（5戦2勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4歳（2010年）

4月25日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で勝浦正樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、6着に終わった。

7月31日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2011年）

4月2日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に敗れた。

5月29日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

7月9日、中5週で迎えた13戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の行川特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のダイワソウルに1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

6歳（2012年）

1月8日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3月17日、中9週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。