ラグビーギャラント（1993年生、母アートチーフ）

ラグビーギャラント（1993年5月10日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラグビーボール（当時10歳）と交配したアートチーフが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、中央障害15戦3勝2着2回。1998年の新潟障害ステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

9月16日、デビュー戦はA.ムンロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

12月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

3歳（1996年）

1月27日、中5週で迎えた7戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3月9日、中5週で迎えた8戦目は、津曲幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月6日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲幸夫騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津曲幸夫騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で津曲幸夫騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で津曲幸夫騎手（6戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4歳（1997年）

5月31日、約11か月の休養明けで迎えた15戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンコウキングダムに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた17戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったチトセゼットから3馬身差の2着となった。

8月10日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のオプティマムに約12馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

8月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は成田均騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月13日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3150m 曇/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は三浦堅治騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月11日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（1998年）

3月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた22戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月4日、中3週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は三浦堅治騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月5日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のエアファントムに1馬身1/4の差をつけて制した。

8月2日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた26戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったホッカイラモーからクビ差の2着に甘んじた。

6歳（1999年）

6月26日、約10か月の休養明けで迎えた27戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦堅治騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦堅治騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で三浦堅治騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。