ラジョリー（2004年生、母リオクラーロ）

ラジョリー（2004年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「可愛い（女の子）（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサザンヘイロー（当時21歳）と交配したリオクラーロが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地17戦1勝、地方15戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月1日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3歳（2007年）

1月30日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイガートルネードに3/4馬身交わされて2着となった。

2月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の書写山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた4戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のアースコマンダーに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた8戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

8月25日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた10戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4歳（2008年）

1月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（8戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

9月28日、中8週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた20戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、湯本温泉レース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた21戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、ハロコミカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた22戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた23戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、久慈琥珀レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた24戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

5歳（2009年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月11日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、一般C2十1112（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

3月20日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた28戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2二十一（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コアレスイズムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月30日、中9週で迎えた29戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマザーピクシーに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6月7日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコアレスミラクルに1馬身3/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月29日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月2日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカヤドーカレンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。