ハーモニーフェア（2010年生、母ファーストチェア）

ハーモニーフェア（2010年1月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「調和＋公平な。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したファーストチェアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦1勝、地方24戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒルノクオリアを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

3歳（2013年）

1月19日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3月16日、中7週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

8月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

10月12日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

4歳（2014年）

2月1日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月13日、中9週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず最後はヒラボクロマンスと並んで7着同着となった。

5月17日、中4週で迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

8月17日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。17頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月25日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月8日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月20日、中5週で迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

3月14日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

5月17日、中8週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7月12日、中7週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

9月6日、中7週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた18戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、いものこまつりin鶴ヶ池賞（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のイキナヤツに1馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

9月19日、中1週で迎えた19戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンウエディング杯（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた20戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた21戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、秋嶺賞（盛岡芝1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月12日、中5週で迎えた22戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6歳（2016年）

1月4日、中2週で迎えた23戦目は、奥州水沢・黒石寺蘇民祭賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、希望郷いわて国体開催記念釜石市賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、サンマルウィークに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月16日、中1週で迎えた25戦目は、前沢お物見公園の桜賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第2（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた27戦目は、錦秋湖マラソン賞（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6月13日、中1週で迎えた28戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、シルバーブライドル賞（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた29戦目は、奥州前沢よさこいフェスタ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロザムンデを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月16日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定地方重賞のフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた31戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハルコマチにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月4日、中3週で迎えた32戦目は、いものこまつりin鶴ヶ池賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた33戦目は、希望郷いわて国体開催記念岩手町賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた34戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジョコビッチをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

10月30日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた36戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（12戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したトゥニーナにハナ差届かず2着に惜敗した。

12月12日、中1週で迎えた37戦目は、ディセンバーカップ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（13戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7歳（2017年）

1月3日、中2週で迎えた38戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（14戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォールドインを猛烈な末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた39戦目は、岩手早咲き賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（15戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオメガブレインを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて6勝目をマークした。

4月16日、中3週で迎えた40戦目は、水沢公園桜まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（16戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月30日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた41戦目は、花菜好きあじさい賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（17戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。