エレガントヴォイス（2017年生、母シンデレラロマンス）

エレガントヴォイス（2017年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「気品のある声」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したシンデレラロマンスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の楽天競馬杯ポイントもりもり賞(一般C1 牝)。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月13日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スペロデアに交わされて3馬身差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月28日、中8週で迎えた3戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

7月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

2020年7月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ギエムボレロに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬杯ポイントモリモリ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定戦の楽天競馬杯ポイントもりもり賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のコパノラクラクに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2021年）

1月15日、中5週で迎えた9戦目は、馬い!?菊池ごぼう天ぷらを食べよう（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月11日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のフリージア賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた11戦目は、ミュージック賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

4月9日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定戦の馬い?!馬ふん堆肥プロジェクト記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ギエムボレロに交わされて2馬身差の2着となった。

5月7日、中3週で迎えた13戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、鍾馗賞（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたパノラミック決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月25日、中6週で迎えた14戦目は、八犬伝特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイテザに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、アイオライト特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

8月13日、中2週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた16戦目は、勇魚特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイフユーワナに2馬身半の差をつけて制した。

9月29日、中6週で迎えた17戦目は、くるみ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた18戦目は、読書の日特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

5歳（2022年）

3月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、岩ガキ「鶴宝」を真鶴町に食べに行こう記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4月4日、中4週で迎えた20戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、若草特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた21戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、昭和の日特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた22戦目は、開成町阿波おどり特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く最後はハイモビリティと並んで6着同着となった。

6月15日、中3週で迎えた23戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、見返り美人特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。