グランパルファム（1996年生、母タケノファルコン）

グランパルファム（1996年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルハーブ（当時5歳）と交配したタケノファルコンが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月28日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

8月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンライトウェルズに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月28日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた5戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒシレイホウに3/4馬身届かず2着となった。

10月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2000年）

1月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったコリーナデルナに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月14日、中9週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月18日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

10月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月9日、中5週で迎えた16戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5歳（2001年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下の気仙沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。