エアダンルース（2017年生、母エアティアーモ）

エアダンルース（2017年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+北アイルランド、コーズウェー海岸にある城」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時14歳）と交配したエアティアーモが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月17日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るエターナルダイヤを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2020年）

10月25日、約11か月の休養明けで迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

4歳（2021年）

3月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したサノノクヒオを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

6月5日、中1週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

9月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

5歳（2022年）

5月26日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、丹波茶特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた13戦目は、夏至特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた14戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、BAOO鳥取岩美12周年記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

8月19日、中5週で迎えた15戦目は、池田ライオンズクラブ杯（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月3日、中5週で迎えた16戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十十一（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた17戦目は、マタドール賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウインブリオーソに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。