メイショウカノン（2011年生、母カパルアベイ）

メイショウカノン（2011年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大砲（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したカパルアベイが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

3歳（2014年）

1月13日、中6週で迎えた3戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

3月2日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でG.ブノワ騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトルセドールを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたウエスタンニンジャ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のファビンに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月2日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

12月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4歳（2015年）

2月15日、中9週で迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

4月11日、中7週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったディプロムソングに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のパトロクロスをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

6月14日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったパイメイメイにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月22日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したプロファウンドを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコンドルヒデオをクビ差振り切って優勝

5歳（2016年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。最後はヤマニンシャンデルと並んで1着同着となった。

3月26日、中6週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

10月9日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた26戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず14着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた27戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

6歳（2017年）

9月23日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた28戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。