パイメイメイ（2011年生、母パイクーニャン）

パイメイメイ（2011年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋妹（中国語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時13歳）と交配したパイクーニャンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地36戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月5日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月18日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月29日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダブルフェイスを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

8月2日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月14日、中5週で迎えた9戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したレッツサッチャーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で原田和真騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月21日、中6週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のナリタマクリスに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露し、4着に入った。

5月23日、中5週で迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

6月14日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のメイショウカノンに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月11日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したブルドッグボスを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったニットウスバルにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

10月31日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエイシンバッケンをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月6日、中4週で迎えた24戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2016年）

6月25日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（8戦2勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月11日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に敗れた。

6歳（2017年）

3月4日、約6か月の休養明けで迎えた29戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月6日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月25日、中6週で迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の花のみちステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（11戦2勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

9月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた33戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったドリームドルチェにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

12月24日、中8週で迎えた35戦目は、3歳以上1600万下の2017フェアウェルステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

7歳（2018年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。