シンボリポジション（1989年生、母スイートローラン）

シンボリポジション（1989年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時13歳）と交配したスイートローランが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、中央障害7戦0勝2着1回、地方19戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

11月9日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハイビームに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（1992年）

2月8日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、最後はトップイーグルと並んで4着同着となった。

3月8日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウエストディーンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手（7戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のウイルロングランに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田政人騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

12月26日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4歳（1993年）

1月9日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は成田均騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（11戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた15戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

5月8日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原哲騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた18戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月25日、中5週で迎えた19戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月8日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は成田均騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったムテキテンホーから1馬身1/4差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（4戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で成田均騎手（5戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で成田均騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1994年）

1月3日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた26戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月26日、約6か月半の休養明けで迎えた27戦目は、一般C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンディマーシャルから1馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた29戦目は、立本広美騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャロットアトムから2馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中2週で迎えた30戦目は、C1ハ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスラッキーに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月16日、中1週で迎えた31戦目は、尾花特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は立本広美騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた32戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で立本広美騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で立本広美騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた34戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で立本広美騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた35戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で立本広美騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1995年）

1月5日、中1週で迎えた36戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で立本広美騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた37戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で立本広美騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた38戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で立本広美騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2ニ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で立本広美騎手（9戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で立本広美騎手（10戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた41戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で立本広美騎手（11戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月14日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で立本広美騎手（12戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた43戦目は、一般C2ホ（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で立本広美騎手（13戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。