サトノフェアリー（2010年生、母ジャッキーテースト）

サトノフェアリー（2010年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋妖精」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したジャッキーテーストが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の信夫山特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、里見治によって3,465万円で落札された。7歳のとき、里見治から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ビッグレッドファームによって1,674万円で落札された。11歳のとき、ビッグレッドファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ミルファームによって165万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月4日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

3歳（2013年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のドラゴントークに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

4月7日、中7週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず13着に終わった。

9月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古作特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月3日、中6週で迎えた8戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4歳（2014年）

5月31日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6月14日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したショウナンバーキンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

7月12日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

9月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたラインハーディー決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5歳（2015年）

2月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヴィルジニアをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

8月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

8月30日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2016年）

2月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

3月20日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（12戦1勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

7月16日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルサージュをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月20日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（7戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。