スワット（2007年生、母ヘイセイエルザ）

スワット（2007年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「特殊機動隊」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したヘイセイエルザが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本幸雄。戦績は、中央平地23戦1勝2着4回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浜本幸雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、首藤徳によって619.5万円で落札された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキョウエイアシュラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、クロワラモーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月30日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマンゴプディングにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月5日、連闘で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルレガーロをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

11月1日、中7週で迎えた5戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3歳（2010年）

4月25日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

7月24日、中7週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4歳（2011年）

6月26日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月14日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 小雨/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月19日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

12月3日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5歳（2012年）

3月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したイトククリに半馬身届かず2着となった。

4月8日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月10日、中8週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

6月30日、中2週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

9月4日、中8週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた24戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ杯（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた25戦目は、秋風スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた26戦目は、メープル特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた27戦目は、世田谷区特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた28戦目は、トパーズ特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月12日、中2週で迎えた29戦目は、南天特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。