フジノタカネ（2000年生、母ダイロマン）

フジノタカネ（2000年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「富士の高嶺」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時14歳）と交配したダイロマンが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方11戦4勝。2002年の兵庫ジュニアグランプリ(G3)で3着に入った他、2002年のラベンダー賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

5月22日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のエムオーグローリに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のジャパンハピネスをハナ差制して1着ゴールを果たした。

7月3日、中2週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルモルゲンをクビ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。

8月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた6戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったブランピュールに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中2週で迎えた7戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月27日、中8週で迎えた8戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

3歳（2003年）

4月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月15日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

8月28日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、静内町商工会青年部特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のインスティンクトに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月11日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上1600万下のアイルランドトロフィー（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

4歳（2004年）

5月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から40kg戻して迎えた15戦目は、タヤスツヨシ賞（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた16戦目は、アドマイヤボス賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタプリマに1馬身の差をつけて優勝

6月26日、中4週で馬体重を前走から28kg減らして迎えた17戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。