トーセンクレイジー（2007年生、母シークレットデスティニー）

トーセンクレイジー（2007年2月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋気が狂った」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時13歳）と交配したシークレットデスティニーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって850.5万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月6日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3歳（2010年）

4月18日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールドパンチを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月10日、中1週で迎えた5戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったラヴァリーバースに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のF-91あずキャット杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月22日、中8週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクリノタッチンハネに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた11戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミスイサリビを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

4歳（2011年）

1月19日、中4週で迎えた14戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（9戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。