オールドラゴン（2013年生、母ザライズドラゴン）

オールドラゴン（2013年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オール（紋章学用語）＋龍」。毛色は栗毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時6歳）と交配したザライズドラゴンが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠伊藤牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方20戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2018年の遠野風の丘20周年記念賞(一般C1一)。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月29日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は416kg。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

11月1日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

11月29日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で義英真騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

12月26日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で義英真騎手（5戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

3歳（2016年）

4月2日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、リップルトウショウにハナ差交わされて2着に惜敗した。

4月23日、中2週で迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、アークアーセナルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月3日、中6週で迎えた10戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた13戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、ターフチャレンジ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マリネリスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、秋嶺賞（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、洋野産高級しいたけ賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレイズアスマイルを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月10日、中3週で迎えた16戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた17戦目は、オッズパーク杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトウカイチャームに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2017年）

3月25日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、春分特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた19戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、陽春特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を立夏特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg絞って迎えた21戦目は、メリーゴーランド賞（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（6戦2勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったマツリダインゴットを3/4馬身捉え切れず2着となった。

8月8日、中1週で迎えた22戦目は、サーフィンのメッカひろの賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、ムーンライトカップ（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた24戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ロケットボールに交わされて4馬身差の2着となった。

10月15日、中1週で迎えた26戦目は、CAFE403 三周年記念（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（11戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた27戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（2018年）

5月28日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた28戦目は、ハクチョウゲ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で斎藤雄一騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で斎藤雄一騎手（14戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、アイーダに交わされて3馬身差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた30戦目は、キンケイギク賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で斎藤雄一騎手（15戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アクティブボスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月15日、中2週で迎えた31戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、KICK START賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスクリーンハッピーを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

7月29日、中1週で迎えた32戦目は、遠野風の丘20周年記念賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダークショットに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。