タツミニピンク（2006年生、母ニシノファイナル）

タツミニピンク（2006年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「辰巳の方角にピンク色で運気があがる（風水）」。毛色は芦毛。種牡馬のセイウンスカイ（当時11歳）と交配したニシノファイナルが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方30戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の一般C2五六。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月21日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月11日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

9月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月2日、中5週で迎えた6戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のドラゴンマッハをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月29日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、雪晴特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

3月31日、中7週で迎えた11戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月14日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、さくらんぼ特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6月23日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、こうのす花火大会賞（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

8月19日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた20戦目は、雪ノ下特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月30日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、すき昆布レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた22戦目は、衣川歴史ふれあい館レース（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた23戦目は、温泉三昧八幡平市レース（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた24戦目は、師走賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5歳（2011年）

1月8日、中1週で迎えた25戦目は、千厩アイスアリーナレース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

1月26日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた26戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月9日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、望春賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月15日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた29戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、祝!しづゑ&清一誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた30戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、駒鳥賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた31戦目は、東北地方太平洋沖地震復興支援（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた32戦目は、芝桜賞（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた33戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた34戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた35戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は阪野学騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。