ブラックゾーンワン（2002年生、母バブルドリーム）

ブラックゾーンワン（2002年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のReal Quiet（当時7歳）と交配したバブルドリームが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、地方11戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年のナイスシューズ特別。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」と「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

10月27日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1400m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したランドトップにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユウコウエースにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2005年）

1月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月25日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るローランウィンキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月1日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のナイスシューズ特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベイシティアイドルに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオオキナキタイに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

11月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、一般C1三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた9戦目は、師走特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2007年）

12月17日、約24か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったグランデオーラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2008年）

2月1日、中6週で迎えた11戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のバロリスフォンテンをアタマ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。