ブラックヒューマー（2017年生、母フェリシタス）

ブラックヒューマー（2017年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「風刺的な笑い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時16歳）と交配したフェリシタスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月9日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

3歳（2020年）

1月25日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

2月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のタンジェリンムーンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月17日、中9週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

10月3日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11月23日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた9戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4歳（2021年）

2月21日、中8週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

2021年2月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。