リトミコバンブー（1995年生、母アラベスクバンブー）

リトミコバンブー（1995年6月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時16歳）と交配したアラベスクバンブーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

6月13日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

9月6日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

9月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

10月17日、中2週で迎えた8戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグラミーアワードにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のセノエタイヨーに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は常石勝義騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

4歳（1999年）

10月9日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたナムラライジン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のタイキリメンバーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月28日、中1週で迎えた15戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサンタムールにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は白坂聡騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイエムエンプレスをクビ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。

5歳（2000年）

1月22日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したマチカネゲンプクにアタマ差届かず2着となった。

2月20日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。