インターシュート（1983年生、母シマノジャンボ）

インターシュート（1983年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハバツト（当時12歳）と交配したシマノジャンボが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地30戦5勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の知多特別(900万下)。

経歴

デビュー前

田中良平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

1月7日、デビュー戦は4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。鞍上は音無秀孝騎手。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

1月19日、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月9日、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンキャピタルを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

3月15日、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に終わった。

4歳（1987年）

5月16日、5歳以上400万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のファルコンサムに2馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

6月7日、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は音無秀孝騎手。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月11日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

7月25日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月23日、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は関口睦介騎手。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

9月27日、4歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月11日、4歳以上400万下（京都芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月31日、4歳以上400万下の金華山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は音無秀孝騎手。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月15日、4歳以上400万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5歳（1988年）

9月10日、4歳以上400万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で音無秀孝騎手。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月25日、4歳以上400万下（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で音無秀孝騎手。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月8日、4歳以上400万下の岩谷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は塚越一弘騎手。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したホッカイサワヤカを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月29日、4歳以上400万下の久慈川特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスペインランドをクビ差振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

11月19日、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のベニハヤブサに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴んだ。

12月11日、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩元市三騎手。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月18日、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6歳（1989年）

2月12日、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山雄一騎手。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月5日、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は音無秀孝騎手。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月25日、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のドリームガバナーに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月8日、5歳以上1400万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で音無秀孝騎手。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月30日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のメルボルントロフィー（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で音無秀孝騎手。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

5月13日、5歳以上1400万下の朱雀ステークス（京都芝1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で音無秀孝騎手。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、6着に終わった。

5月27日、5歳以上1400万下の垂水ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で音無秀孝騎手。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7歳（1990年）

1月7日、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村本善之騎手。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

1月27日、播州ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

2月4日、ハンデ戦でオープンの仁川短距離ステークス（阪神芝1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は音無秀孝騎手。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月22日、天山賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は大垣敏夫騎手。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月30日、A（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は矢ケ部徹騎手。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月3日、師走特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢ケ部徹騎手。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。