ホッカイサワヤカ（1984年生、母ホッカイコウセイ）

ホッカイサワヤカ（1984年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキタノカチドキ（当時13歳）と交配したホッカイコウセイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北海牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1988年の岩谷特別(400万下)。

経歴

デビュー前

大久保勝之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月10日、デビュー戦は中村力男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中村力男騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村力男騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村力男騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイナルーブルを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中村力男騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したレッドペガサスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月1日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットでひたむきに粘り続けて、最後は2着のダイスキーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

4歳（1988年）

1月16日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋行騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋行騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋行騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月28日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋行騎手（8戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた16戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた17戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったシノブスパークに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したスキーストームを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月25日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で寺島祐治騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したフレンチラベンダーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

10月8日、中1週で迎えた21戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の岩谷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のインターシュートに1馬身1/4の差をつけて制した。

10月29日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下の久慈川特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。