サンデーコバン（2002年生、母セレベスクイーン）

サンデーコバン（2002年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父父名の一部＋母父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時9歳）と交配したセレベスクイーンが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野木山博。戦績は、中央平地31戦3勝2着6回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の横津岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月20日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

12月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3歳（2005年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

8月6日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったクラウニングスターに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中2週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグローリーサンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月17日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

4歳（2006年）

2月15日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたピサノダイチ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3月16日、中3週で迎えた12戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5月7日、中2週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたエスケーアパッチ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったソフトパワーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月11日、連闘で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパントマイミストに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

7月8日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2007年）

1月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したソフトパワーにハナ差届かず2着となった。

2月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月19日、中9週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

6月23日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた26戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマースエンペラーをアタマ差振り切って優勝

8月11日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したショートローブスにクビ差届かず2着となった。

10月21日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6歳（2008年）

3月22日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したマルブツクロスにクビ差届かず2着となった。

9月27日、約5か月の休養明けで迎えた32戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。