ザスパイスガール（2010年生、母トミハヤフジ）

ザスパイスガール（2010年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマチカネキンノホシ（当時14歳）と交配したトミハヤフジが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）新生ファーム。戦績は、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年のベイサイドアイドル特別。

経歴

デビュー前

安田武広厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

8月16日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ競走（門別ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフクノレクサスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月27日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のベイサイドアイドル特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るルースイを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したエスケイロードにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月31日、中3週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

3歳（2013年）

5月9日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカーネーション特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、南風特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

7月3日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定戦の織姫賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月26日、中2週で迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、城ヶ島特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた12戦目は、はやぶさの故郷さがみはら特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた13戦目は、いわし雲特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月26日、中2週で迎えた14戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、女郎花特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた16戦目は、みついし花だより特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた17戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したパスティにクビ差届かず2着となった。

11月12日、連闘で迎えた18戦目は、日胆青協50周年“志”特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。