ナンヨーピューピル（2012年生、母カネツフラップ）

ナンヨーピューピル（2012年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋瞳」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したカネツフラップが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の一般B2五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カネツ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、中村徳也によって787.5万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月19日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

3歳（2015年）

2月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

5月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた10戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、仙人峠の紅葉賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンネレイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた11戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレオパルドゥスに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月5日、中4週で迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではいいところがなく16着に終わった。

4歳（2016年）

2月7日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

3月12日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた16戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、三番叟特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったコスモマイギフトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月26日、中2週で迎えた17戦目は、大町祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた18戦目は、寺中神事能特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた19戦目は、能登麦屋節特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敦騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったバルタンセージに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた20戦目は、金沢城公園ライトアップ特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田敦騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた21戦目は、峨山禅師生誕祭特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で池田敦騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた22戦目は、石動山開山祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で池田敦騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた23戦目は、燈籠山祭り特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で池田敦騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた24戦目は、手取の火まつり特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で池田敦騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、くりからさん万灯会特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で池田敦騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

9月3日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた26戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、小鳥谷まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、希望郷いわて国体開催記念宮古市賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた28戦目は、南部杯カウントダウン7（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた29戦目は、奥州前沢文化と産業まつり賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。