ワンダーラスター（1989年生、母エナージスター）

ワンダーラスター（1989年6月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のパークリージエント（当時8歳）と交配したエナージスターが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）幌村牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月2日、デビュー戦は梅野信一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は390kg。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったラグーナブランカにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったリバイバルダンサーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月4日、中2週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワンハードシチーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月9日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた6戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月4日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定4歳500万下のなでしこ賞（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月3日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたサダマーサー決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月25日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のユウキルルに1馬身3/4の差をつけて2勝目を奪取した。

12月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、2着となった。

4歳（1993年）

1月17日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に入った。

2月6日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（9戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。