ユウキルル（1988年生、母ビクトリーラブ）

ユウキルル（1988年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時13歳）と交配したビクトリーラブが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）坂井牧場。戦績は、中央平地43戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は1994年の庄内川特別(900万下)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

10月6日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒミノオータカに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（1991年）

4月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオーゴンオーサマに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月2日、中1週で迎えた6戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた10戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4歳（1992年）

1月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた14戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンヤマトに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月15日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったセサロニアンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた17戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた18戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

10月24日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったドラゴンダンサーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月21日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったワンダーラスターにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月28日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はイノマと並んで1着同着となった。

12月19日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

5歳（1993年）

4月24日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（3戦0勝）。17頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったダイジュマルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月20日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

6歳（1994年）

1月5日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（9戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイガノガイセンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月12日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったエクセレントバイオにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

3月5日、中2週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったハクリュウセンプーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、5歳以上900万下の庄内川特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキーペガサスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を手にした。

12月17日、約9か月の休養明けで迎えた38戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7歳（1995年）

1月5日、中2週で迎えた39戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた40戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた41戦目は、橿原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた42戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の鳴門ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた43戦目は、梅田ステークス（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。