ラステラッサ（2010年生、母シンメイジョイ）

ラステラッサ（2010年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「テラス（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時10歳）と交配したシンメイジョイが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方37戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

シルクホースクラブにて総額1,000万円（2万×500口）で一口馬主が募集された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月12日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

3歳（2013年）

2月3日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月13日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

6月12日、中8週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月1日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

10月9日、中4週で馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のカツゲキイナリに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のN根室長今年はウハウハ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったカレンナデルガードにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月21日、中3週で迎えた10戦目は、白川郷特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、なんてん賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグッドモーニングに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、アルテッツァに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のショコラノワゼットに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月23日、中1週で迎えた14戦目は、端月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

2月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアルテッツァに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月27日、中1週で迎えた16戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、C級チャンピオン特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーセンメンソーレに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月11日、中3週で迎えた18戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた19戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、セーノークインに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったヤマニンデリシューに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、横谷峡賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナデシコウインを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、コマドリ賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクシャトリアを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

8月9日、中2週で迎えた25戦目は、長崎街道轟木宿特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月19日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、楽天競馬杯（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

9月6日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた27戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた28戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ブロンズホイップ賞（第2戦）（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた29戦目は、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、菊の香特選（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた31戦目は、おひつじ座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5歳（2015年）

1月11日、中6週で迎えた32戦目は、ニューイヤー特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた34戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた35戦目は、こいぬ座特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた36戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月14日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた38戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月25日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた39戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメジャーホープを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って制した。

6月4日、中0週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた40戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で池田敏樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソールブリジャンドを上がり1位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

6月19日、中1週で迎えた41戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（10戦2勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた42戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ヤマカゲに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月9日、連闘で迎えた43戦目は、ゲンゴロウ賞（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（11戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。