タイキエトワール（2002年生、母ウェルシュマフィン）

タイキエトワール（2002年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋星（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンダーガルチ（当時10歳）と交配したウェルシュマフィンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額4,000万円（20万×200口）で一口馬主が募集された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月26日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた3戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したパワーランにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月3日、中8週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフサイチシルヴィを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2006年）

3月5日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

7月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月13日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6歳（2008年）

1月20日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。