タマモヴェナトル（2020年生、母プティトシャンティ）

タマモヴェナトル（2020年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+狩人(ラテン語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時17歳）と交配したプティトシャンティが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月4日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3歳（2023年）

2月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エドノトップランにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

8月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったオールマキシマムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユイアングレイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月22日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢一樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファンジオを3/4馬身捉え切れず2着となった。

11月26日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菊沢一樹騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2024年）

2月25日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菊沢一樹騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリノグローリーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月2日、連闘で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で菊沢一樹騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたアイファーテイオー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。